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[ちゃんぷるー・どっとこむ応援団(チバリヨー) 寄稿]

チャービラサイ/2010・春

文・写真 稲福 達也

美ら海水族館にて

 チャービラサイ、荻堂さん。お変わりないですか。この所、普天間の問題でウチナーンチュ のストレスは溜まる一方ですが、そんな中での興南高校の甲子園制覇は、この春一番の快挙でした。 それに浮かれた訳ではないですが、興南高校が優勝した翌日の日曜日は、久しぶりに遠出がしたく なって、美ら海水族館へ妻とドライブしました。
 巨大なジンベエザメとマンタが頭上を泳ぐ美ら海水族館に行くのは二度目ですが、 屋外の“オキちゃん劇場”というイルカショーは初めて見ました。8頭のイルカがダイナミックな ハイジャンプをしたり、鳴き声のコーラスやダンスを披露する“オキちゃん劇場”はけっこう楽し めましたが、長崎などから集められたという8頭のうちの1頭は、ウチナー生まれのイルカじゃな いかと思いました。ソイツは、ショーが始まる前に他の7頭がウォーミングアップで泳いでいるの を尻目に、半身をプールサイドに乗り上げて寝そべっていたのですが、そのフユーナージャンプするイルカ
(無精者)というか、 鷹揚な態度というか、どうもそれらしい雰 囲気(・・・・・・・・)があるのです。やがてショー の開始の音楽とともにのっそりと動き出したのですが、ダンスの曲が沖縄民謡の『唐船ドーイ』に 変わると、ソイツは、三線の早いテンポに合わせて俄然踊り出したのでした。
 “オキちゃん劇場”の他にマナティー館も初めて見ました。マナティーは、ジュゴン同様に人魚 伝説のモデルになっているそうですが、「この寸胴の巨体のどこが人魚に見えるんだろう」と妻に 訊くと、 「どうみても沖縄のメタボのおばさんよね」と自分のことは棚にあげて同調しました。 そして、水中でほとんど動かないマナティーを見ながら、 「イルカのような敏捷な芸でなくても、 同じほ乳類なんだから、何か調教はできないのかね」 と言うと、妻の答は実に的確でした。 「沖 縄のおばさんは、誰にも調教できません」。
荻堂さん。桜の花が満開で、そちらは春爛漫のようですね。沖縄はこれからデイゴの花が咲き出 し、やがて若夏を迎えるでしょう。今年の夏は、沖縄の高校が甲子園で連覇し、普天間も解決して いるといいのですが。



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