[ちゃんぷるー・どっとこむ開設記念寄稿]

そば
沖縄そば屋 (ウチナースバヤー) 巡り

 

文・写真 稲福 達也

【最終回】 島人 (シマンチュ)  の宝

 この沖縄そば屋巡りは、ひとまず今回で終わりたいが、ふりかえれば、沖縄そばにつきもののコーレ ーグスや三枚肉やかまぼこにまつわる話を書いていない。唐辛子を泡盛に漬け込んだコーレーグスのル ーツは、意外にも沖縄のハワイ移民が現地の料理の調味料をアレンジしてできたものらしい。すると琉 球国は万国の 津梁 (しんりょう)  (架け橋)という歴史は、移民が架け橋になって沖縄そばに生きていたことになる。沖縄サミットの騒 ぎはもう忘却の彼方で、万国津梁館と命名された首脳会議場が部瀬名岬に残るだけだが、歴史を映した コーレーグスは喉元過ぎてもその味が残る。と、まあ、コーレーグスについてはそんなことを書こうと 思っていた。三線のある食堂三枚 肉については、沖縄そばに肉が三枚ついていると思っていたら二枚しかなかったというヤマトンチュの 話など。かまぼこの話では、三枚肉のコンビは何故かまぼこでなければならないかという不思議。
 しかし、読者諸氏もそんな話にそろそろ飽きてきただろう。ビギンは、大ヒット曲の「 島人 (シマンチュ)  の宝」で沖縄の空や海や島唄をあげているが、時にはこんな替え歌も歌ってもらいたいと願っ てこの稿を終わろう。
僕が生まれたこの島の そば (スバ) 
僕はどれくらい知っているんだろう
紅ショウガも 丸いかまぼこも
どうしてそうなのかわからない
でも誰より 誰よりも知っている
三枚肉も コーレーグスも
いつ食べてもおいしいこの そば (スバ)  を(ハイヤ)
ガイドブックに書いてあることだけじゃわからない
大切なものがきっとここにあるはずさ
そば (スバ)  も島人の宝

 

 
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【其の一】 そばのスタイル12/20/02
【其の二】マチグワーのそば03/05/03
【其の三】オバアのそば 03/19/03
【其の四】そばの変身 04/02/03
【其の五】そばと紅ショウガ 04/16/03
【其の六】そばといなり 04/30/03
【其の七】そばとぜんざい 05/14/03
【其の八】沖縄そばの日 05/28/03



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