Subaya

[ちゃんぷるー・どっとこむ開設記念寄稿]

そばのイラスト

沖縄そば屋 (ウチナースバヤー) 巡り

稲福 達也

【其の一】 そばのスタイル

首里城の側で育った 首里人 (スインチュ) の私には、 そば (スバ) といえば、細麺に具は三枚肉と斜切りの丸カマボコ、薬味は鮮やかな紅ショウガとそば (ジー) に浮かぶ緑の ネギ (ビラ) というのが定番である。宮古そばは肉とカマボコが麺の下に潜り込み、八重山そばは具が千切りに なっていて、地域には地域の伝統のスタイルがある。しかし、二十余年前に名護で誕生したという あばら肉 (ソーキ) を乗せたソーキそばがヒットしてから、具の規制緩和?が進み、この頃は 野菜炒め (チャンプルー) やらゆし豆腐やらの本来単独の沖縄料理がそばの丼を覆っている。そんなそばを 県外の人 (ヤマトンチュ) に説明するのは難しい。例えば、テビチそばのことを麺の上に豚の足が乗っていると言ったらどんな 顔をするだろう。

									ゴーヤーと三枚肉の乗ったそば
ゴーヤーそば

以前、時に台湾が見えるという与那国島で与那国そばを食べたが、そのスタイルは首里のそばと 同じだった。食堂の 婆さん (オバア) は、与那国で食べるから与那国そばさぁ、と笑っていたが、そばも人柄もオバアのように単純明快な 方がいい。

 
バックナンバー
お読みになりたいバックナンバーをクリックしてください。 【其の二】マチグワーのそば12/20/02
【其の三】オバアのそば03/19/03
【其の四】そばの変身04/02/03
【其の五】そばと紅ショウガ04/16/03
【其の六】そばといなり04/30/03
【其の七】そばとぜんざい05/14/03
【其の八】沖縄そばの日 05/28/03
最新版はこちら 【最終回】島人の宝 06/11/03




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