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[ちゃんぷるー・どっとこむ 応援団 (チバリヨー) 寄稿]

(カナ) さ、 沖縄 (ウチナー)

いとうまきこ

115.沖縄にいる幸せ

 7年ぶりに渡嘉敷島に行ってきました。7年前はダイビングで、23年前の渡嘉敷の海とは違う水中の 景色について、インストラクターと白熱して話し、あれ以来、私は今までよりも数倍、「エコ」「環 境」や「サンゴ」という言葉に敏感になりました。
 さて、今回の渡嘉敷島、7年くらいでは海も何もかも、そんなに変化はないだろうと思っていました が、なんとフェリーに乗ってすぐにびっくり!フェリーの中がとてもきれい。中でもトイレがとっても きれいになっていたのでした。フェリーを降りてからもまたびっくり。お迎えの車が減っていました。 宿泊客やダイビング客はお店や宿の車が待っているのですが、その他は「レンタカー」「レンタサイク ル」「レンタバイク」の看板のところに行くか、乗り合いバス乗り場へ行くのです。レンタカー、普及 したんだ〜と思いながら乗り合いバスに乗り、阿波連ビーチへ。
 バスでは到着前に運転手のお兄さんが「シュノーケルをする時は、サンゴの上に立たないように気を 付けてください。サンゴが傷ついてしまうと、再生に2年以上かかります」という注意をしていました。 私は心の中で「おお〜!いいこと言うねえ!」と感動しましたが、あと一声「日焼け止めは最小限にし て、ラッシュガードの着用」までがんばって言える日が来るといいなあと思いました。そして欲を言え ばあと一つ、戦碑を通ったので、沖縄戦についても触れるといいのになあ・・・。
 阿波連ビーチは太陽の光がガンガンに照り付けて白く輝いていました。入口に立つといつも、初めて ここに来た23年前、一目この海を見た瞬間に叫んだことを思い出します。あまりの美しさに「キャー!」 と叫び、一緒に行った友達を大声で呼び、胸がいっぱいになった23年前。今年の渡嘉敷島はどんなだろ うか、海はどんな・・・?少し不安だったのですが、すぐに「きれいになっている!」と実感したので した。
 波打ち際まで一直線に歩いて行くと、波の音と一緒に透き通った慶良間ブルーの海がサーッと私の足に やってきて、ひんやり冷たくて気持ちいい!ザーっという時もあるしサーっという時もある、ぴちゃぴち ゃっとしかならない時もある・・・透明だったり、水色っぽい透明だったり、エメラルド色の透明だった り、もっと違う何色だかわからないけど透明で、とにかく濁っているところがなくて全部が透き通ってい る海。きれいだなあ〜と、うっとりしながら、波の音をB.G.M.に、アダンの葉陰で読書して、やどかりの 足跡を見て、海を眺めて、また読書して、やどかりの足跡を見て、海を眺めて・・・なーんて幸せなの〜?! 透き通った海、波の音、葉陰の涼しい風に時々熱風が混じる・・・本当に幸せいっぱいだー!
薄い雲の影がサーっと流れていく白い砂浜、波に削られたサンゴ、どこまでも続く海と空・・・本当に本 当になんて幸せなのかしら〜!沖縄サイコー!!幸せをたくさん味わって、帰りのフェリーに乗りました。 やっぱり海をみると「沖縄に来た」という充実感があるし、慶良間の海も美しさを取り戻しているのでは ないかと安心もしたし、いい旅だったなあ。たまにはこうして海も見なくちゃ!
 とルンルンしていた私の心を読まれたようで、翌日の琉球舞踊のお稽古後、先生は怖い目をして言いま した。「えー、あんたよー、まきちゃん、どういうつもりでお稽古に来てるの?飛行機乗ってわざわざ来 て、向こうで教えようとかそういうのないわけ?コンクール、諦めるのはまだ早いよー。今から少しずつ ゆっくりやって来年受けたらいいのにー。飛行機賃がもったいない!一人でだって練習しなさい!」と・ ・・。ということで、ルンルン気分はサーっと引き、今回の沖縄最終日は、受けるとは言っていないのに コンクールの踊りを自ら踊り、ダメ出しをされ、いったい私はこの先どうなるのだろうかと不安を抱きな がら那覇を後にしたのでした。
 でも、今日は、これを書いて、少し渡嘉敷島の美しさを思い出せてよかった〜!

06/24/13

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